レシチン(ホスファチジルコリン)【鬱病・アルツハイマー病の予防に】

近年の研究で、鬱病の患者さんは認知機能の低下が早いことや アルツハイマー病に関連する脳の変性が多いことが判明し、 鬱病はアルツハイマー病に移行しやすく、アルツハイマー病の進行を早めることがわかりました。 そのような鬱病を改善するうえで、大切なのが『レシチン(ホスファチジルコリン)』です。 脳内でレシチンが不足すると、不安神経症と呼ばれる症状が現れたり、記憶力や判断力がが衰えたりします。 したがって、不安神経症を治したり、脳そのものの衰えを防ぐためにもレシチンを補うことが大切です。 ある試験では、健忘症や認知症(ボケ)の患者さんに対して低分子レシチンが大きな効果を発揮することが報告されています。
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■鬱病

アルツハイマー病の人の44%が鬱を経験

体力・気力の衰えや将来への不安などに悩み、「鬱病」になる高齢者が増えています。 そして、鬱病がアルツハイマー病の進行を早めることも近年の研究で明らかになりました。 米国・ニューヨーク市の福祉施設で晩年を過ごしたアルツハイマー病の患者さん(死亡時の年齢は80歳) 95人を調べたところ、鬱病の病歴があった人は44%に上りました。 さらに、鬱病になったことのない人に比べて、鬱病だった患者さんは認知機能(記憶力・思考力・集中力など) の低下が早いことや、アルツハイマー病に関連する脳の変性(老人斑や神経原線維の変化など)も多いことが判明しました。 この調査によって、鬱病はアルツハイマー病に移行しやすいことが裏付けられたのです。


●レシチン(ホスファチジルコリン)

脳の神経細胞やホルモンの原料になる

アルツハイマー病やその原因になる鬱病を改善するうえで、大切なのが「レシチン」の補給です。 レシチンは、リン脂質と呼ばれる善玉脂肪の一種で細胞膜や血管壁、脳の神経細胞の原料になります。 脳は神経伝達物質と呼ばれるホルモンを分泌し、情報をやり取りしています。 この神経伝達物質に「アセチルコリン」がありますが、その原料もレシチンです。 脳内でレシチンが不足すると、脳の神経細胞がやせ細ってくるため、精神的に不安定な状態になり、 気持ちが落ち込んだり興奮しやすくなったりする不安神経症と呼ばれる症状が現れます。 不安神経症は鬱病の一歩手前の状態です。 次に、神経伝達物質のアセチルコリンの不足によって、脳の情報処理がうまくいかなくなり、記憶力が衰えたり、 状況に応じた判断ができなくなったりします。したがって、鬱病の一歩手前であり不安神経症を治すと共に、 脳そのものの衰えを防ぐためにも、レシチンをこまめに補うことが大切です。

レシチンには、以前から記憶力や学習力を向上させるという報告がありました。 最近では、脳に吸収されやすい「低分子レシチン」(従来のレシチンに比べて分子量が約半分) を含んだ栄養補助食品が市販されています。実際に鬱状態の人が低分子レシチンを摂ることによって、 気分が明るくなったり、行動が積極的になったりする例が少なくありません。 ある試験で、鬱病の患者さん5人と更年期の自律神経失調症の患者さん3人に低分子レシチン食品を1日3粒ずつ 摂ってもらった結果、4週間で不安感やイライラなどの消失が全員に認められたと報告しています。 また、健忘症や認知症(ボケ)の患者さんに対しても、低分子レシチンは大きな効果を発揮することが報告されています。


◆低分子レシチンの働き

  • 通常のレシチンに比べて分子量が小さいため、血液脳関門(脳への異物を防ぐところ) を通過して脳に吸収されやすい。
  • 体内に入ると10〜15分で脳内に届き、脳を落ち着かせるα波を増幅させる。 この効果は2〜3時間ほど持続させる。
  • 脳の快感ホルモン(ドーパミンなど)を増やすため、不安神経症、鬱、自律神経失調症、認知症の 改善に効果が期待できる。

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